金精軒の水信玄餅
水信玄餅を食べに、
明治から続く山梨の老舗和菓子店金精軒へ行ってきました。
金精軒は白州町の甲州街道から、
一本奥に入った所にある宿場町『台ケ原宿』の一角にあります。
昔の宿場町の名残が残り、とても雰囲気のいい所。
近くには電車の駅は無く、
バスも1日に数本と、自家用車以外だとほぼアクセスができない場所、
それにもかかわらず、多くの人達が訪れていました。
↑撮影は人の波が去った瞬間を↑
通りには大きな酒蔵があり、
店の軒先には大きな『杉玉』がぶらさがってました。
『杉玉』は新酒ができると軒先に吊り下げ、初めは青々としていますが、
酒の熟成とともに茶色へと変化して行くそうです。
この色↑は程良い熟成状態なのだそう。
お酒はあまり詳しくないのですが、七賢という有名な日本酒の蔵です。
白州は、ペットボトルのミネラルウォーター採水地となるほど水が美味しいので、
その名水を使ったお酒作りが盛んに行われています。
酒蔵の直ぐ向かいに金精軒はありました。
金精軒は信玄餅が有名で、
桔梗屋の桔梗信玄餅と並ぶ山梨の銘菓です。
店内には、信玄餅はもちろん、どらやき・カステラ・きんつば など
沢山の和菓子が並べられています。
信玄餅
信玄餅は白州の名水で仕込んだお餅に、
石臼で挽いたきな粉をまぶし、黒蜜をかけて食べるお餅です。
山梨にはよく似た銘菓が2つあり、
笛吹市にある『桔梗屋』が製造している『桔梗信玄餅』と
北斗市にある『金精軒』が製造している『信玄餅』 の2種があります。
よく高速道路のサービスエリアなどで見かけるのは、桔梗屋信玄餅の方です。
『金精軒』の製造する信玄餅は、
桔梗屋と比べると かなり規模は小さいですが、
現地の素材を最大限に活かして製造していて、
きな粉の良い香りがし、お餅の弾力も強く、『和菓子職人が製造するお餅』
といった感じ。
めっちゃ美味しいじゃないですか (^^♪
でも都内でも気軽に食べれる桔梗信玄餅の方も好きです。
水信玄餅
水信玄餅とは、上で紹介した信玄餅のお餅の部分を
お水の球体に差し替えたものです。
こんな辺境にある (失礼じゃないですか(;’∀’))
和菓子屋にもかかわらず、水信玄餅は人気で、
お昼くらいに売りれてしまう事が多いようです。
しかも!!
なんと賞味期限は30分、それを過ぎると水へと戻ってしまう。
まさに 幻のスイーツ
スプーンで削って口に運び入れると、
『なんと!口の中で透き通った水に帰るじゃないですかっ!!』
なんと不思議
きなこ・黒蜜とも合わさり、夏にぴったりの涼を感じられる新食感体験でした。
帰りに酒蔵に併設しているレストランでお昼を食べ
人里離れた温泉に浸かり、帰途につきました。
↑このビーフシチューもトロットロでおいしいー
良い旅になりました。
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