美味しい砂糖『バニラシュガー』の作り方 | バニラとはラン科の植物の種子から作られます

バニラシュガー

バニラシュガーとは

 

バニラシュガーとは、ただ砂糖にバニラビーンズを漬け込んだものになります。
ただそれだけなのですが、これがとても芳醇な香り発する砂糖へと変化します。

 

お菓子を作る際や、コーヒー・紅茶などに入れるだけで
とても良い香りがします。

 

ヨーロッパでは身近なもので、スーパーなどで購入することができますが、
日本では ほぼ見かけることが無いので、作り方を紹介します。


 

 バニラビーンズ

 

バニラビーンズとは
ラン科の植物バニラの果実を発酵させたものになります。

 

バニラの種子

インゲン豆に似た果実です

 

苗木から3年程以上育てると花が咲き、
花は 咲いても8時間ほどで枯れてしまうそうです。

バニラの花

緑色の綺麗な花
花が散ると果実がなります。

 

その果実を2~3週間かけてキュアリングと呼ばれる発酵を行うことで、
徐々に茶色くなりバニラの香りを発するようになります。

 

バニラには2種類あります

ブルボン系(マダガスカル産など)
タヒチ系(タヒチ産など)

2つの大きな違いは香りです。

ブルボン系 タヒチ系 バニラ
左がブルボン系 右がタヒチ系
見た目はあまり変わらない印象です。

 

ブルボン系は、一般的に洋菓子屋さんが使うもので 甘く、芳醇な香りです。

タヒチ系は、よくアニスの香りに例えられるように 甘く、少しスパイシーな香りがします。

 

タヒチ系は生産量がとても少なく、
私たちが目にする バニラビーンズは、ほぼブルボン系となります。

 

 

 バニラビーンズのおススメな使い方バニラシュガー

 

バニラシュガー作り方

 

砂糖 ・・・ 適量
バニラビーンズ ・・・ 適量
・・配合は適当でよし!!
今回はグラニュー糖で作ります。
他の砂糖でもOK

 

 

バニラビーンズを2つに割る


 

 

バニラシード(中の実)をそぎ取る


 

 

バニラシードとグラニュー糖を
ホイッパーでよく混ぜる。


 

 

裏ごし する


 

 

よく殺菌しておいた瓶にバニラの鞘と共に詰める


 

 

バニラシュガー

2~3日程置いておくと

完成


 

今回は 贅沢に新品のバニラビーンズを使用しましたが、
普段は カスタードなどに使った鞘を流水で丁寧に洗い、
2~3日通気性の良い場所で陰干し、
乾燥させたものをグラニュー糖の中に入れます。

バニラの香りは 中のバニラシードではなく、鞘から発されています。
バニラシードにも鞘から香りが移っていますが、

なので今回ホイッパーで混ぜたバニラシードより、鞘の方が重要です。

 

その香りは強く、一回の使用では まだ香りは無くなりません。
バニラビーンズを購入したら一回の使用で捨ててしまうのは勿体ないので、
是非バニラシュガーを作ってみてください。

砂糖に漬け込んだバニラビーンズは、
砂糖の防腐効果で基本痛むことはありません。

定期的に混ぜてあげるとかなり長期間もちます。

減ってきたら砂糖をつぎ足していきます。
バニラシードが無くても鞘が残っていれば香りが移ります。

 


 

 コローの一言

 

バニラシュガー

コーヒーに入れて飲むのがとても好き、

瓶の蓋を開けておくと部屋中にバニラの香りが満ちてアロマ効果もあります。

 

『一家に一瓶バニラシュガーはいかがでしょうか?』(^_-)-☆

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