パウンドケーキなのにしっとりフワフワしている某名店のパウンドケーキを目指しました。
大豆の乳化力を借りて通常では難しい量のバターを分離させずにスポンジケーキに加える様なレシピです。
スポンジケーキのようにフワフワで、濃厚なバターの風味とラムが芳ばしく香るパウンドケーキとなっています。
しっとりフワフワなパウンドケーキレシピ 15cm(5号)焼き型 1台分
【乳化バター】 | |
発酵バター(無塩)・・・60g | 大豆レシチン・・・4g |
ラム酒・・・20g | グラニュー糖・・・10g |
【卵黄生地】 | |
卵黄・・・50g | 水あめ・・・5g |
グラニュー糖・・・30g |
【メレンゲ】 | |
卵白・・・100g | グラニュー糖・・・35g |
【粉類】 | |
薄力粉・・・65g | 小麦デンプン・・・5g |
【その他】 | |
ラムレーズン・・・50g | 塗布用ラム酒・・・20g |
材料一覧
大豆には油と水を混ぜ合わる天然の乳化剤レシチンが含まれています。
そのレシチンを凝縮したサプリメント 大豆レシチンを使用してフワフワなパウンドケーキに仕上げます。
ラムレーズンは市販の物を使用するか、自作される場合はオイルコーティングされていないレーズンをラム酒に1日漬け込んで作ります。
しっとりフワフワなパウンドケーキ作り方
クッキングシートを切り抜き15cm焼き型の底に敷きます。
側面はクッキングシートを付けません。
ラムレーズンを敷き詰めます。
乳化バター
発酵バター、ラム酒、大豆レシチン、グラニュー糖を湯煎にかけます。
メレンゲ
卵白にグラニュー糖を3回程に分けながら加え泡立てます。
卵黄生地
卵黄、グラニュー糖、水あめ を軽く湯煎で熱を付けながら泡立てます。
湯煎にかけた乳化バターに卵黄生地を少し加えマヨネーズ状になるまで混ぜます。
ハンドブレンダーがあると楽です。
マヨネーズ状になる事がしっかり乳化した目安です。
※乳化・・水分と油を繋ぎ合わせる事 乳化させることで生地の分離を抑えられる。
卵黄生地に乳化バターを加えしっかりと混ぜます。
ふるっておいた粉類を加えよく混ぜます。
メレンゲを再度泡立て直し、人肌に調節した卵黄生地に3回程に分け混ぜ合わせます。
生地の完成
型に生地を流し込み、15cm程の高さから落とし余分な空気を抜き、予熱したオーブンで170℃で45分焼きます。
焼きあがったら直ぐに15cm程の高さから落とし水蒸気を抜き、側面をパレットナイフなどで剥がして型から取り出します。
熱いうちにラム酒を塗り、乾燥防止にボールなどを被せ冷まして完成。
冷めたらラップに包んで一晩置きます。
一晩寝かせると食べごろです。
コローの一言
このレシピの大事なポイント3つ。
1、乳化バターと卵黄生地をしっかりと乳化させる。
「40度前後の温度を維持し、マヨネーズ状になるまでしっかりまぜると分離せずフワフワな仕上がりになります。」
2、メレンゲを合わせるとき、卵黄+バターの生地の温度を40℃前後に維持して混ぜます。
「温度が低いとバターが固まり混ざりにくくなり、温度が高いとメレンゲが潰れてしまいます。」
3、焼き型の側面にがクッキングシートを付けない。
「型と生地を焼き付ける事で、焼成中バターの重さで型崩れしなくなります。」
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