赤坂青野
赤坂に本店がある『和菓子処 赤坂青野』
『赤坂もち』を看板商品とする明治から続く創業120年の和菓子屋。
目的は、夏季限定の団子『冷やしみたらし』
冷蔵庫で冷やしてから食べる みたらし団子です。
人気商品なので販売期間中は開店前から列ができる事もめずらしくありません。
※2023年5月からインターネットで予約が可能になりました。
最寄り駅は東京メトロ千代田線の「赤坂駅」「乃木坂駅」となります。
今回は乃木坂駅で下車して向かいます。
この辺りは坂道が多く街の美しい景観の一部となっています。
少し路地裏に入ると、坂の名称が書かれた木標が至る所にあります。
坂巡りをする為に この地に訪れる人もいるそうです。
駅を降りると直ぐ横に乃木神社があります。
明治時代の軍人 乃木希典を祀った神社で勝負運、縁結びのご利益があると言われています。
境内は緑溢れ、初夏の木漏れ日が差し気持ちがいい。
みずみずしい空気に木の匂い、ここが東京だと忘れてしまいそう。
こどもの日が近く鯉のぼりが掲げられ、そのもとで結婚式が執り行われていました。
撮影のお礼も込め『コローの夢』の成就を祈願したら目的地へ。
開店時間の9時少し過ぎに『赤坂 青野』に到着、すでにお客さんの列が出来ています。
並んでいる方のほとんどが冷やしみたらしを注文している感じで やはり人気商品。
私が訪れた際はインターネットでの予約が開始する前で、予約が出来るようになったら開店時の列は解消されるかも。
こちらが購入できた『冷やしみたらし』
容器は密封されている様に見えますが、斜めにしてしまうと みたらしのタレが垂れてくるので注意です。
この日は団子屋を複数まわっていて 一日中手にさげて歩いていたので、「家に着いて見たらタレがぁ垂れがぁー」 (; ゚д゚)ノ
言問団子
こちらも東京三大団子に数えられる『言問団子』(ことといだんご)。
創業は江戸時代末期、商品は『言問団子』と『言問最中』の2品のみで160年も続くまさに名店。
お店は向島の隅田川沿いにあり、電車の駅から少し距離があります。
その為か、駐車場が設けられ高速道路 向島ICすぐなので車でのアクセスはよさそう。
最寄り駅は幾つかありますが、今回は押上駅から向かいます。
日本一高い建造物『東京スカイツリー』のふもとの町です。
スカイツリーには大型商業施設『東京ソラマチ』が併設し、300を超える店舗や水族館が入っていて1日楽しめるスポットです。
「スカイツリーは大きすぎて真下からだと写真に収めるのが大変、広角でなんとか収まった。」
駅周辺の雰囲気を撮影したら言問団子がある隅田川方面 向島に向かって歩きます。
途中 良い香りがする小さな花が中学校前のベンチを包むように咲いていた。
「テイカズラっていう花かな?」 ベンチに座っていたら天然の香水を纏えそうなほどしっかりとした甘い香り。
隅田川に架かる桜橋、春には川沿いに桜が咲きスカイツリーとの眺望を楽しむ事ができる場所。
この橋の直ぐ手前に『言問団子』はあります。
向島は歴史の詰まった地域で、創業100年を超える和菓子屋も多数あり、その中の1つが『言問団子』です。
店内で食べる事も出来、その際は席に着くとお団子3種とお茶のセット(税込み780円)が出てきます。
知らないと驚くかも
最中が食べたい場合は席に着く前に伝えないといけません。
向島を散策し歴史をみてから食べると美味しさに深みが増します。
歴史を知り、その地の風景を楽しみながら食べる事で本来の味が楽しめる。
これは洋菓子には無い和菓子の良い特徴だと私は思っています。
5店舗のお団子を食べた感想
味の感想
成形するのも難しそうなほどモッチリ柔らかい餅の様な団子に、素材を活かした上質な各種あんが載せられている。
選べる味が豊富で季節限定の味もあり「現代人に合う華やかでいて上品な和スウィーツ」。
価格 一本【200~300円台】とフレーバーによって差あり
日持ち 当日中
店舗情報
所在地:東京都新宿区新宿3丁目1−22
TEL:03-3351-0101
味の感想
焼団子・・米の旨味と醤油の香ばしさ、噛めば噛むほど旨味が出て来て「お茶にもお酒にも合う 旨い団子」。
餡団子・・焼きとは違う柔らかい団子を使用していて、見た目は固そうなこし餡に包まれているが、「一口食べると絹のような口どけの団子」。
価格 焼団子・餡団子共に各【税込み302円】
日持ち 当日中
店舗情報
所在地:東京都荒川区東日暮里5丁目54−3
TEL:03-3891-2924
味の感想
「これこそ みたらし団子といった王道さを突き詰めた味」。
歯切れがよくコシのある団子に程良い香ばしさ、美味しいタレ、みたらし団子好きにはお勧めの団子。
この出来で一本120円は安い!
価格 一本【税込み120円】
日持ち 当日中
店舗情報
所在地:東京都千代田区東神田1丁目14−10 古島ビル
TEL:03-3866-3804
味の感想
冷蔵庫でよく冷やして食べる みたらし団子。
タピオカ粉を使用しているから冷やしても硬くならない。
食感もプルン、ツルン、モチッとしていて団子自体も少し甘い。
「夏にピッタリな冷製 和スウィーツ」。
価格 12個入り【税込み972円】
日持ち 翌日まで
店舗情報
所在地:東京都港区赤坂7丁目11−9 赤坂三基ビル 1階
TEL:03-3585-0002
味の感想
小豆餡(黒)・・モッチリとして とても柔らかい餅の様な団子を甘さを抑えた上品な小豆餡で包んだ団子。
白餡(白)・・小豆餡と同じ団子を白餡で包んだ団子で、白餡の原料 手亡豆の風味(食感も?)が活かされすっきりとした味。
味噌餡(黄色)・・こだわりの味噌をブレンドした餡を白玉粉で作った生地で包んだ団子、ふんわりと味噌の風味がする餡を程良い硬さの団子が包んでいる。
お茶と3種の団子を一緒に食べて完成するのがこの言問団子だと思う。
「上生菓子を食べている感じに近く とても上品な団子」
価格 6個入り【税込み1480円】9個入りなど入り数は豊富に選べる。
日持ち 当日中
店舗情報
所在地:東京都墨田区向島5丁目5−22
TEL:03-3622-0081
コローの一言
今回紹介した他にも美味しいお団子屋もあったのですが、個人的にまた足を運んでも食べたいと思う5店舗を紹介しました。
その中でも、特に印象深いのが羽二重団子の焼団子、正直食べる前は「タレもなく甘くもない団子なのか、餡団子のほうが好みなのかなぁ」と思っていました。
だけど 目の前に運ばれてくると 食欲を誘う香ばしい醤油の香り、食べると程良い弾力とコシに続きコメの甘さが広がり「旨い!」
江戸時代 砂糖が流通する前で、砂糖が使われていないのに団子が爆発的に流行った理由がわかりました。
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