本場イタリアのフィレンツェで修行されたシェフが造った ビスコッティの専門店 『ビナーシェ』binasce
ビスコッティとは
イタリアトスカーナ地方で生まれた郷土菓子。
ビスコッティとは2度焼くという意味で、
小麦粉・卵・砂糖・ナッツなどで作る生地を
2度焼きする事で、硬く 軽い食感を生み出す焼き菓子です。
かみ砕くときのカンッカンッと軽く高い音が
まるで歌の様に聞こえる事で 小さな歌という
意味の言葉が変化し『カントッチョ』『カントゥチーニ』とも呼ばれています。
そのままでも美味しのいですが、
イタリアでは濃いめのコーヒーやワインに浸して
食べるのが一般的で シットリとし
それぞれの香りが移り合うことでより美味しくなります。
ビスコッティ専門店ビナーシェへ
以前 頂きものでビナーシェのビスコッティを知り
いつか お店を訪れてみたいと思っていました。(^^)/
お店は千葉県松戸市の新松戸駅から徒歩で10分の所にあります。
散歩がてら 風景を楽しみながら向かいます。
東京に隣接するトスカーナ?
松戸市は江戸川を挟んだ対岸に東京都があり、
江戸川越しにスカイツリーなど東京の街並みが見えます。
大きな川に輝く緑、広い空「気持ちいい~」
暫く寝そべっていたい気持ちを振り払って目的地へ進みます。
川の向こう側は東京なのに、緑輝き心休まるこの景色
「大きなブルーベリー農園もあって かなり魅力的な町」
ブルーベリー好きな私の個人的主観です❕❕(;’∀’)
「東京で働き この街に帰り癒される そんな暮らしに憧れる」(*˘︶˘*)
近くには大型ショッピングモールも有り
街エリアと田園エリアのメリハリが強い町です。
新松戸駅
新松戸駅に到着、駅の目の前にある
赤い鳥居❓の様なオブジェが印象的な駅。
そこから線路を渡り小さな川を越え進むこと10分
住宅街の中に目的地ビナーシェはありました。
お店公式の案内図↓
『ビナーシェ』binasce
店先にレンガの石畳が敷かれた可愛らしいお店で
通りがかりの人を吸い寄せるような
ビスコッティの甘く香ばしい匂いが漂っている。
ビナーシェのシェフはイタリアのフィレンツェで
料理とパンの修行を積み、
その際 ビスコッティの可能性に魅了され
日本でビスコッティ専門店を造られた方です。
使用する素材には強いこだわりをもっていて、
様々な材料を試され 小麦は北海道産を使用し
アーモンドは風味豊かなビュート種を使用するなど。
店内には軽く10は超える種類のビスコッティに
プリンやワインなども並べられている。
イタリア産のデザートワイン
これとビスコッティの相性はさぞ抜群なのでしょう
試したいけど 私はお酒が苦手で・・ (´・ω・`)
店のすぐ奥には工房があり中が覗ける(`ω´)
「ここから良い香りが流れてきている」
個袋のビスコッティは4袋まとめて買うと割引があってお得。
1袋270円が 4袋だと1000円
「厳選アーモンド」「アールグレイ」「落花生」
「アーモンド&チョコ」のビスコッティとフロランタンを購入。
帰りは、来る途中の河川敷に寄り道して
景色を眺めながら コンビニで買った紅茶とビスコッティをたべる・・
「なんか小さな幸せみたいなのを感じる」
帰り道が億劫です。
ビナーシェのビスコッティ
ビナーシェのビスコッティは 食べやすい一口サイズ。
敬遠されてしまう事もある、ビスコッティ独特の
硬すぎる食感は無く 噛むと心地よいザクザク感。
何より一番の特徴は香り。
封を開いた瞬間に広がる香りはまるでアロマ。
各味 それぞれの材料を最大限に活かす焙煎を行い
この香りを生み出しているのだと思う。
「厳選アーモンド」 粉とアーモンドの香ばしい香りにほのかにブランデーが香る。
「アールグレイ」 エレガントでスパイシーな香り食べると 爽やかな柑橘系の風味。
「落花生」 香ばしい落花生の香り、食べると微かな塩味があり、後味は濃厚なピーナッツバターの様。使用している落花生は千葉県産
どれも とても美味しいですが、特に私のおススメは厳選アーモンド。
イタリアのビスコッティを色々取り寄せて食べている
私ですが、そのどれとも違う美味しさ。
イタリア本家のビスコッティは変わらぬ美味しさを貫くのに対して、
ビナーシェのビスコッティは より美味しいさを求め進化したビスコッティ。
贈り物にも最適な一品だと思います。
コローの一言
ブドウ糖や果糖がアミノ酸と合わさり
熱が加わることで メイラード反応という化学反応が起こります。
メイラード反応が起こると 素材は茶褐色に色付き香気成分と旨味成分を生成します。
解りやすい例だと「クッキーを焼いたとき」「お肉を焼いたとき」「トーストを焼いたとき」の色と香り。
どれも同じメイラード反応ですが、
皆それぞれ違う香りと旨味を出し
それは 焼き具合によっても変わってくる。
人の嗅覚と味覚に作用する とても奥深い科学反応です。
ビナーシェのシェフは厳選した素材の組み合わせを最大限活かす焙煎を追求している
『メイラード反応の魔術師』そんな印象を受けました。
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