ポルボロンとはスペインの伝統菓子
スペインのアンダルシア地方で、古くから作られている幸せを呼ぶお菓子です。
小麦粉を炒り、マーガリンを使用することで、
口に入れた瞬間にホロホロと崩れる軽い食感が特徴です。
口の中で崩れる前に『ポルボロン・ポルボロン・ポルボロン』と3回唱えられると、
願い事が叶うという言い伝えがあります。
ポルボロン・ノアゼット 配合
作り方
薄力粉を炒る(焼く)
薄力粉をオーブンに薄くのばして、170℃で15~18分焼き粗熱をとります。
比較用に、右下のスプーン上が焼く前の薄力粉です。
※フライパンで焼くのはおすすめしません。温度が高すぎてコーティングを痛めてしまいます。
バター・ショートニング・ヘーゼルナッツペースト・粉糖を混ぜ合わせる
室温に戻しておいたバター・ショートニング・ヘーゼルナッツペーストを、
なめらかになるまで混ぜ合わせ、オレンジオイル・粉糖を加えてすり混ぜる。
アーモンドプードル・小麦粉を加える
焼いた薄力粉・アーモンドプードルを合わせてふるって加え、ゴムベラで合わせる。
この時、練りすぎないように混ぜてください。
グルテンが形成されてしまいホロホロとした食感にならなくなってしまいます。
ラップではさみ伸ばす
生地をラップで挟み めん棒で5~7mm程度に伸ばしてください。
生地の性質上非常にまとまりづらいですが、
その際は少しだけ練ってあげると少しまとまりやすくなります。
冷蔵庫で30分程度寝かせてる。(焼き上がりの形をきれいにする為)
型抜きして オーブンで焼く
型抜きし鉄板にならべます。
手持ちの絞り口金の丸15番の広い側のサイズがちょうどよかったので、抜き型に使ってみました。
予熱しておいたオーブンで160℃で約10分焼きます。
焼き上がったら粗熱をとり、溶けない粉糖をかけて完成です。
ポイント
薄力粉を焼くのはグルテン(小麦の結合)の形成を抑え、崩れるような食感を作り、
また小麦の香りを際立たせる為です。
グルテンについて詳しくはコチラから
油脂にバターとショートニングを使うのは軽い口当たりを作る為です。
ショートニングは植物性の油脂で出来ていて、
風味はありませんが、クッキーなどに加えると『さっくり』とした食感になります。
はじめから、バターとマーガリンが合わさっているような油脂を使用しても構いません。
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