お菓子は牛乳でどれだけ味が変わるのか？
『○○産のジャージー牛乳をしようした～』など
よく見かけますが、
実際に良質な牛乳を使用してお菓子を作ると
どれだけ味が変わるのか調べてみました。
味を数値化することは難しいので、
あくまで、私コローが試食して
独断と偏見による書き綴りになりますが、
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
それでは、始めます。
今回テストに使用した牛乳は
一般的な
タカナシ乳業 の『タカナシ低温殺菌牛乳』
スーパーなどで購入できる牛乳です。
と
静岡県 まかいの牧場 の『ノンホモ牛乳』
『ホモジナイズ』という乳脂肪分の均一化
を行っておらず、低温殺菌で殺菌され、
搾りたての生乳に近い牛乳です。
どちらも『ホルスタイン種』の牛乳です。
味比べ用に選んだお菓子は、
牛乳を多く使用し、
より味の変化が大きく出そうな
カスタードクリームにしてみました。
今回のカスタードに使用した 材料一覧です
まずは牛乳 単体での違いを見てみます。
左が『タカナシ低温殺菌牛乳』
右が『ノンホモ牛乳』
※画像はタップ(クリック)すると拡大されます。
よく見ると
コップの側面の付着部分に違いが出ています。
右側の『ノンホモ牛乳』は側面に
乳脂肪分の塊がツブツブ状になって付着しています。
『ノンホモ牛乳』は
そのまま置いておくと脂肪分が浮き
上に生クリーム状の層が出来てしまいます。
その分離状態を防ぐ為に、一般的な牛乳は
高圧力をかけ 乳脂肪分を砕いているのです。
牛乳の味の違い
タカナシ低温殺菌牛乳
さらっとしていてクセも無く
とっても飲みやすく美味しい牛乳です。
私は 気軽に美味しい牛乳を飲みたいとき
スーパーで この牛乳をを選ぶ事が多いです。
まかいの牧場『ノンホモ牛乳』
濃厚でいてサッパリともしている。
生乳感が残っていて少しクセがある。
奥深く美味しいが、
牛乳が苦手な人には
受け入れにくいかもしれない味。
カスタード にして比べてみる。
それぞれ作りたての状態
まずは『タカナシ低温殺菌牛乳』
を使用したカスタード
続いて 『ノンホモ牛乳』
を使用したカスタード
撮影の仕方が悪く 違いが分かりにくいですが、
現物を直接 見ると『ノンホモ牛乳』を
使用したカスタードのほうが少し色が濃く、
みずみずしさ がありました。
冷やして盛り付けた状態
しっかり冷やし、
小皿に出してみました。
少しだけ違いが分かりやすくなりました。
左が『タカナシ低温殺菌牛乳』カスタード
右が『ノンホモ牛乳』カスタード
カスタードの炊き加減の差
もあるかもしれませんが、
見た目は
『タカナシ低温殺菌牛乳』のカスタードは
プリン としている感じ。
『ノンホモ牛乳』のカスタードは
みずみずしくトロッ とした感じ。
カスタードの味の違い
それでは今回の最大の目的、
カスタードの味の違いチェックです。
『タカナシ低温殺菌牛乳』のカスタードの味
『普通に美味しいカスタードです。』
・・なんともそっけない感想ですが、
この牛乳を使用してカスタードを作る事が多い私には、
この味が普通のカスタードの味となってしまっています。
なので、この味を基準に『ノンホモ牛乳カスタード』
の味を評価していきます。
『ノンホモ牛乳』のカスタードの味
『凄く美味しい！』
濃厚な味でいて、
甘さが柔らかく伝わってくる。
時間差をかけ じんわりと美味しさが
口の中に広がってくるような感じ、
その為、味に奥行きが出来て立体感がある。
後味も良く とても良いカスタードです。
テストの結果
カスタードは使用する牛乳によって
大きく味は変わります。
今回は2種類でしかテストしていませんが、
パティシエ時代にも 牛乳の違いでの
味の変化を実感していたので、
今回のテストは、改めて確認の意味での
試作テストでした。
コローの一言
まかいの牧場のノンホモ牛乳は
「ホントに美味しかったぁ」( *´ω`* )
この牛乳を買いに行った際
一緒に買った朝霧ベーコンも使い
翌日の朝食
トーストとベーコンエッグ・
ホットミルクでとても幸せな時間でした。(,,•д•,,)
残った牛乳でプリンも試作してみました。
個人的には、まかいの牧場で買って食べた
プリンに近い味になったと思います。
とても美味しくできました。
でも
できれば層の分けれ目をもっと上に
もっていきたい・・
難しい ( ˘•ω•˘ )
瓶で作る際は、それなりに深く
湯煎を張れるバットが無いと難しいです。
上には生クリームの様に濃厚な層
下にはトロッとした柔らかい層
の２層のプリンです。
まかいの牧場に行ってきた編
はコチラ↑から
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