『カントチーニ』の作り方・小さなメロディーを奏でるイタリア・トスカーナ地方の郷土菓子

カントチーニ

カントチーニとは

カントチーニとは 小麦・卵・砂糖・ナッツから作られるイタリア・トスカーナ地方の焼き菓子。
別名『カントッチョ』『ビスコッティ』とも呼ばれます。
二度焼きする事で硬くとも軽やかな食感となり、かみ砕く音はまるで歌声の様に響くので『小さな歌』がカントチーニの語源となっています。
コーヒーやワインに浸してたして食べても美味しいお菓子です。

このレシピは本場のカントチーニのように軽やかな食感と ナッツ・小麦の風味と卵のまろやかさが楽しめるものとなっております。

カントチーニ レシピ【約20個分】

 

薄力粉・・・100g グラニュー糖・・・90g
強力粉・・・30g アーモンド(生)・・・40g
卵黄・・・30g 松の実(生)・・・10g
卵白・・・30g  

 



塗り玉

卵黄・・・10g グラニュー糖・・・15g
水・・・5g  

使用材料一覧

カントチーニ材料

カントチーニ 作り方


薄力粉、強力粉を合わせてフルイにかけておく。

アーモンドと松の実を予熱したオーブンでローストする。【160℃ 6分】

ナッツをロースト


メレンゲを作る。
卵白にグラニュー糖40gを3回に分けながら加え泡立てる。

メレンゲ

量が少ないので小さめのボールを使用します。



卵黄にグラニュー糖50gを加え泡立てる。
グラニュー糖が溶けにくいので湯煎で温めながら立てる。

卵黄を泡立てる

こちらも小さめのボールを使用します。



大きめのボールにメレンゲと泡立てた卵黄を移し混ぜ合わせる。

カントチーニ生地

少し混ざりムラが残る程度でよいです。



フルイにかけた粉を加え混ぜ合わせる。
混ざりムラが残る程度で止め ナッツを加えます。

カントチーニ生地2


粉っぽさが無くなるまで混ぜる。

カントチーニ生地3

混ぜすぎると粘りが出てしまうので注意してください。



ベイキングシートを敷いた鉄板の上に生地を細長く形作る。

カントチーニ生地成形

生地がベタつくのでパレットナイフなどで乗せるように形を作り 手粉(強力粉)を付けた手で形を整えるとよいです。



塗玉を作る
卵黄・水・グラニュー糖を合わせてすり混ぜる。

塗玉

湯煎で軽く温めながら混ぜてください。



シートに垂れないように塗玉をムラなく塗る。

カントチーニ焼成前

焼く前に少し表面を乾かします。
冷蔵庫に10分ほど入れておくと乾きます。



予熱したオーブンで焼く。【180℃ 15分】

カントチーニ1回目焼成後

焼きあがったら粗熱をとります。



1~1.5cm厚に切り分けます。
包丁でもよいですがパンナイフがあると綺麗に切れます。

カントチーニスライス

厚いと硬くなりすぎて食感が悪くなるので厚さの調整は大切です。



鉄板に並べて再度焼きます。 【160℃ 20分】

カントチーニ2回目焼成


冷まして完成

カントチーニ完成

コローの一言

こちらのレシピは本家『アントニオマッティ』の素朴でいて優しい味を目指して作りました。
手軽に作れ保存も出来るので、お休みの日にまとめて作り日々のコーヒータイムのお供いかがでしょうか?

カントチーニとコーヒー

コメント